Top
明治日本の産業革命遺産
JAPANESE  ENGLISH

遠賀川水源地ポンプ室

  • 遠賀川水源地ポンプ室
  • 内部に設置された電動ポンプ。1950年代に設置されました。今でも八幡製鐵所に必要な約3割の工業用水を送水しています。
  • 遠賀川水源地ポンプ室
  • 遠賀川水源地ポンプ室には、8つの蒸気機関で動く300馬力のポンプが4台設置されていました。イギリスから輸入されたもので、1950年代まで稼働していました。
遠賀川水源地ポンプ室 内部に設置された電動ポンプ。1950年代に設置されました。今でも八幡製鐵所に必要な約3割の工業用水を送水しています。 遠賀川水源地ポンプ室 遠賀川水源地ポンプ室には、8つの蒸気機関で動く300馬力のポンプが4台設置されていました。イギリスから輸入されたもので、1950年代まで稼働していました。

「製鐵所」は大量の工業用水を必要とする。遠賀川水源地ポンプ室は、「製鐵所」が生産能力の倍増を目指す第一期拡張計画に伴い、生産に必要な工業用水を確保するために、11 .4 km 離れた遠賀川の東岸に水源地を新たに設け、パイプラインで「製鐵所」に送水するため、ポンプ室を設置した。遠賀川水源地ポンプ室は、明治に建築された典型的な煉瓦建造物で、イギリス式煉瓦積みの2棟の建物からなる。ボイラー室の床面は地表面と同じ高さに設けられ、ポンプ室の床面は地表面より低い位置に設けられている。また沈殿池も現存している。

1950年代に、動力は蒸気から電気に変わり、建設当時の蒸気ポンプは撤去され、現在の電動ポンプに交換をされた。このポンプ室は、100年後の今も、八幡製鐵所の鉄鋼生産に必要な工業用水の大半を供給している。

遠賀川水源地ポンプ室は一般公開されていません。
写真協力:新日鐵住金(株)八幡製鐵所
遠賀川水源地ポンプ室
文化財指定: 景観重要建造物
所在地: 〒809-0033 福岡県中間市土手ノ内一丁目3番1号
Tel: 中間市世界遺産推進室:093-245-4665
Fax: 中間市世界遺産推進室:093-244-1113
アクセス: 最寄駅:JR筑前垣生駅、筑豊電鉄希望が丘高校前駅
駐車場: なし
※入館料、開館時間、休館日などは予告なく変更になる場合がありますので、現地にご確認ください。