デジタルドキュメンテーション

2015年7月5日にドイツ・ボンで開催された第75回世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産：製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界遺産登録が決定した同日、記者会見の直後の小宴では、（財）産業遺産国民会議が企画した「デジタル・ドキュメンテーション」のプレゼンテーションも開催されました。

プレゼンテーションでは、「明治日本の産業革命遺産」の登録への祝辞を同時に、スコティッシュ・テンのマイルズ・オグレソープ氏(https://www.youtube.com/watch?v=yNTy6akHkz0&t=16s）、CyArk財団のアン・エリザベス氏、新日鐵住金（株）の網岡健司氏がそれぞれ、デジタル技術が産業遺産の保全・保護の一つの技術手法として役立つことを関係者へアピールを行いました。併せて、ソニーPCL（株）が４Kデジタルカメラで実写収録をした「端島」の超高解像度映像も公開しました。

メインの120インチ相当の4面マルチスクリーン（リアプロジェクター）ならびに70インチの４Kディスプレーが採用されました。最高の画質提供の目的で、シャープ株式会社の協力を得て、業務用ディスプレーを起用したものです。

ここで提唱された「デジタル・ドキュメンテーション」のコンセプトは、同年10月に開催されたパリのユネスコ本部で開催された「デジタル・ドキュメンテーション」に特化した展示会へとつなげられました。