集成館事業の動力源となる水を供給した疎水溝の遺構。
第一期(または初期の)集成館事業における主動力は水車であり、元来、仙巌園には、鹿児島市吉野台地の西方に位置する下田町関吉から園に水を供給するための疎水(吉野疎水)が築かれていた。そのため、1852年、斉彬はその疎水から新たな水路を築き、約7kmに渡って導水し、集成館の水車に水を供給した。関吉には、稲荷川から取水した当時の取水口跡が残っており、疎水溝の一部は現在も灌漑用水として利用されている。磯地区にも集成館への水路跡が残っている。
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関吉の疎水溝
文化財指定: | 国指定史跡 |
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所在地: | 〒892-0873 鹿児島県鹿児島市下田町1263先 |
Tel: | 099-227-1940(鹿児島市教育委員会文化財課) |
アクセス |
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駐車場 | 有(ニッセイギャラリー稲音館駐車場 5台) |