明治日本の産業革命遺産世界遺産ルート推進協議会平成30年度総会を開催
2018年11月5日(月)ホテルグランアーク半蔵門(東京都・千代田区)にて「明治日本の産業革命遺産世界遺産ルート推進協議会平成30年度総会」が開催されました。
発起人として保田博代表理事、石原進理事(当協議会会長)、加藤康子専務理事、島津公保理事、安富正文理事、ご来賓として和泉洋人内閣総理大臣補佐官、小島順彦会長、田端浩観光庁長官、田村計内閣官房産業遺産の世界遺産登録推進室長が出席されました。
今回の総会には、構成資産や関連資産のある地方自治体や観光・交通関連企業を中心に、123の団体が参加しました。保田代表理事は、「日本が幕末から明治にかけて、非西洋地域の中で先駆けて産業の近代化に取り組み、半世紀余りという極めて短い期間で産業国家としての地位を確立した歴史の遺産を楽しみ、且つ学びながら周遊することできるように、世界遺産ルートを展開していくことが本協議会の目標である」と述べられました。石原理事(当協議会会長)は「8県11市、23の構成資産に携わる全ての関係者は、資産全体の顕著な普遍的価値と各構成資産の全体の価値への貢献を正しく理解し、来訪者に伝えていく必要がある」と述べられました。
活動報告としては、内閣官房を通じてユネスコ世界遺産センターへ提出された明治日本の産業革命遺産の保全状況報告書も含め、世界遺産ルートの取り組み全体について触れられ、その後スクリーンを用いて産業遺産国民会議として取り組んできた観光関連事業の報告とアプリの新機能の解説がなされました。また、ガイド、啓蒙活動や様々な媒体での広報活動において世界遺産ルート推進に貢献した日本全国の2企業と4個人へ感謝状の贈呈が行われました。